sushi film
2011年7月 2日 19:22   投稿者:荒船泰廣
今日も天気が良かったので、打ち合わせまで自転車で繰り出した、その帰り道の事だ。

僕はこの「平凡な日常」という言葉を体現したかのような、退屈な練馬の住宅街を走っていた。
どいつもこいつも没個性な似たような建物が並びやがって、そんな灰色一色の練馬の街に
優しい夏のトワイライト、つまり夕暮れが降ってくる・・・それはそれで風情があるなぁなんて思ってた時だ、
タングステンライトの暖かい光がこぼれるオシャンティーなカフェが突然飛び込んできた。

なんだここ!
全面ガラス張りの洗練されたデザインでありながら、ウッディな内装が全然冷たさを感じさせない。
「あぁ、このカフェはどうせオーガニックな食べ物をふるまってくれるんだな」というのが一目でまるわかりだ。そういうの好きだ。

でもよおく見るとカフェ??
2階には図書室の様な部屋も見えるし、ギャラリーの様なスペースも見える・・・
なんだこのお洒落の複合施設のような場所は・・・
看板はないのか・・・?と思い入口を見てみると・・・「まちの保育園」
え!
ここ保育園なの!?

帰って調べてみると、ここは最近できた保育園らしく、乙武さんなんかも設立に関わってる所らしい。
近隣の人達が過ごせるカフェも併設して、地域の人々のふれあいの中で子供を育てていく・・・っていうコンセプトらしい。
まちの保育園→http://machihoiku.jp/

いやぁ、なんか何でもない住宅地に突然こういう素敵な建物がポッと現れると楽しいね。

例えて言うならばぁ、
人里離れた山奥にずんずん分け入って行って、もう周りに森しかないよぉー
と思ったら突然温泉街が目の前に現れる・・・みたいな。
街とは隔離された山奥で完結してるこの小さな街の不思議な活気というかね。

つまり、この個性の枯れ果てた練馬住宅街という森をさまよっていたら
お洒落を自給自足してる小さな街に辿り着いた・・・みたいなね!!


そしてさらに調べると、この併設のカフェ「まちのパーラー」という名前らしい。
あぁー!
こないだパーラー江古田に行ったら、支店が出来ましたって貼り紙が貼ってあったけど、
ここのことかぁ!
パーラー江古田がやってるなら、おいしさは間違いないなぁ。

ちょっと気になってた事とも線が繋がって、今日は楽しい出会いだったな。
今度行ってみよう。


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